No.114北欧×古民家リノベーション

- 建物のタイプ:
- 戸建|木造
- 施工エリア:
- 宇都宮市
- 築年数:
- 約30年
- 施工期間:
- 約2カ月
- 工事費:
- 約2400万円
リフォームのきっかけ
祖父が一人で暮らしていた広い平屋をリフォームし、孫家族と一緒に住むことに。
もともと古民家の雰囲気が好きだったので、その良さを活かしつつ好きな物に囲まれて暮らしたいと思った。
設計者からの提案
お客様がお子様の意見を確認しながら打ち合わせをして頂いたので、ご家族の思いが込められたリフォームになりました。繊細な仕上がりは、お客様の素材と雰囲気のこだわりによる物です。
弊社社員のアドバイスを参考にしながら設計施工に関われたことは光栄です。
リフォームギャラリー
リビング


10帖と8帖の和室+ダイニングキッチンを一つの部屋に。約30帖の大空間のLDKになりました。

当初は天井を抜いて梁を表しにする計画もありましたが、冷暖房効率や防音性を優先しました。


玄関ホールにあった格子戸を移設しました。
元の襖に比べ開放感があり、格子から入る光で部屋の雰囲気が明るくなりました。
ダイニングキッチン


I型キッチンからL形キッチンに。
中央のアイランドカウンター側面には大谷石を張りました。さりげないながらも存在感があります。ここで子供達と料理を作ったり、食事をとったり、下にはゴミ箱スペースがあったりと汎用性の高いカウンターです。

サブウェイタイルは古民家にも北欧風インテリアにも自然とマッチしています。
ビルトインオーブンを導入しキッチンのスペースを有効に活用。見た目もスタイリッシュです。
大きな窓から緑が眺められる最高のキッチンになりました。

キッチンカウンター奥のアーチ壁をくぐると、洗面コーナーや浴室、ランドリー室に続きます。水回りアクセスが良い間取りです。
SNSで気になっていたペンダントライトを3点購入。ダクトレールに取り付けてあるのでその日の気分で配置換えも可能です。


ガスコンロの背面にパントリーを作りました。調理をしながら食材や道具が手にとりやすく、限られたスペースでありながらも使いやすいパントリーです。

キッチンタイルを含む床には床暖房を入れました。心地よい暖かさを感じられ、寒い日でもスリッパを履かずに過ごせます。
R垂れ壁の曲線が、やわらかい雰囲気の演出に役立っています。

収納カウンターの背面にはモルタル壁を塗りました。腕利きの職人さんが希望通りに仕上げてくれて大満足の出来栄えに。
3枚のカウンターのこれからの経年変化を楽しみにしているそうです。
居室


おじい様が選んだ照明器具。天然素材のランプシェードが和室の雰囲気にぴったりです。


10帖和室+押入を二部屋に分け、ベッドが置けるようフローリング張りにしました。和室の落ち着いた雰囲気の残る寝室に。


物置部屋を寝室に。隣接する和室の押入れをつぶしで部屋を広げました。
浴室


タイルの寒いお風呂からユニットバスに。
脱衣室


脱衣室には棚を作りました。衣類や小物がスッキリと納まります。
洗面所


ベッセルタイプの洗面カウンターを造作しました。約3メートルの広々カウンター下にはルンバが待機しています。
トイレ


やわらかい暖色系の壁紙で、北側のトイレも明るくなりました。
ランドリーコーナー


食堂があった場所にランドリールームを作りました。北側の大きな窓はつぶして、壁面にハンガーパイプ+収納棚を。

天井には昇降式の室内物干しを2本。洗濯~乾燥~収納までがこの部屋で完結します。花粉や梅雨の時期でも心置きなく洗濯ができます。
玄関ホール


格子戸は奥座敷に移設し、室内ガラス戸を造作しました。廊下に漏れる室内照明の柔らかい明かり。施主様はこの雰囲気をとても気に入っているそうです。


北欧テイストのランプも和風の空間に見事に溶けあっています。


玄関ホール~広縁には新たに扉を付けました。
廊下


広縁の大きな窓にも内窓を付けて、断熱効果もバッチリです。
玄関


玄関は引き分け戸から引き違い戸に。和風の落ち着いた雰囲気を残しつつも防犯性や断熱性が高まりました。